ライオンズの新しい時代の幕開けを告げる蛭間拓哉選手の入団

2022年ドラフト1位で指名された蛭間拓哉選手は間違いなく即戦力ルーキーであり、近い将来ライオンズのクリーンナップを担う逸材だ。本人はホームランバッターではないという自覚を持っているようだが、しかし少なくとも20〜30本塁打程度は打てる打者になるだろう。
しかしホームランを狙いに行かないと公言している点には非常に好感を持てる。バッターはホームランを狙いに行くとスウィングが遠回りするようになり、必ず打率が低下してしまう。だが蛭間選手のようにホームランは狙わず、しっかりと反対方向を意識したバッティングを続けていれば安定した打率を残すことができ、ヒットの延長としてホームラン数を増やしていくこともできるだろう。ちなみに筆者は蛭間選手のバッティングには、トニー・グウィン選手のような印象を持っている。
ライオンズジュニアだった蛭間選手にとって、ライオンズは第一志望の球団だった。しかも浦和学院時代のチームメイトである渡邉勇太朗投手とも再び同じユニフォームを着ることになった。渡邉投手はまだまだ一本立ちできていないわけだが、蛭間選手と共闘することで来季は二人一緒に1軍で活躍してもらいたい。
渡邉投手が投げて、蛭間選手が打って勝つライオンズを早く見たいのは当然筆者だけではないはずだ。ライオンズの新しい時代の幕開けを感じさせてくれる存在、それが蛭間拓哉選手だ。近年レギュラーが1人もいなかったライオンズの外野陣ではあるが、蛭間選手が加入したことによりセンターラインが安定する可能性が高まった。
そしてセンターラインが安定してくればライオンズの戦いそのものにも安定感が出て、2023年は常時首位争いを繰り広げられるようになるだろう。
蛭間選手は開幕スタメンに名を連ねたとしても基本的には下位打線となると思うのだが、しかし優勝争いを繰り広げる後半戦に蛭間選手がクリーンナップを勝ち取っていれば、ライオンズの2008年以来の日本一もグッと近付いてくるはずだ。そのためにも蛭間選手には個人タイトル以上に、チームバッティングを優先させられる主砲として成長していって欲しいというのが筆者の切なる願いだ。
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出身地 | 群馬県桐生市 | 生年月日 | 2000年9月8日 | |||||||||||
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身長体重 | 176cm / 85kg | 投打 | ||||||||||||
ポジション | 外野手 | プロ入り | 2022年ドラフト1位 | |||||||||||
小学校 | ライオンズジュニア | 中学 | 前橋桜ボーイズ | |||||||||||
高校 | 浦和学院高校 | 大学 | 早稲田大学 | |||||||||||
ウェブサイト | SNS | |||||||||||||
故障歴 |
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年度 | 球団 | 背番号 | 年齢 | 推定年俸 | 契約年数 | 試合 | 打席 | 打数 | 得点 | 安打 | 二塁打 | 三塁打 | 本塁打 | 塁打 | 打点 | 盗塁 | 盗塁死 | 犠打 | 犠飛 | 四球 | 敬遠 | 死球 | 三振 | 併殺打 | 打率 | 出塁率 | 長打率 | OPS | 得点圏 | 失策 | 年度 |
2023 | 西武 | 9 | 23 | 1,600万円 | 1 | 2023 | |||||||||||||||||||||||||
通算 | 通算 | ||||||||||||||||||||||||||||||
年度 | 球団 | 背番号 | 年齢 | 推定年俸 | 契約年数 | 試合 | 打席 | 打数 | 得点 | 安打 | 二塁打 | 三塁打 | 本塁打 | 塁打 | 打点 | 盗塁 | 盗塁死 | 犠打 | 犠飛 | 四球 | 敬遠 | 死球 | 三振 | 併殺打 | 打率 | 出塁率 | 長打率 | OPS | 得点圏 | 失策 | 年度 |
タイトル&表彰
主な出来事
- 2022年11月30日
- 契約金1億円、年俸1,600万円+インセンティブ、背番号9で入団合意
- 2022年10月20日
- ドラフト会議でライオンズから1位指名を受ける