2021年03月26日(金) ライオンズvsバファローズ1回戦ゲームレビュー

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1 2 3 4 5 6 7 8 9 R H E
オリックス 0 0 0 0 0 1 1 1 0 3 8 2
西武 2 0 3 0 0 0 0 0 × 4 7 0

【継投】
髙橋光成〜平良海馬〜S増田達至

【ホームラン】
森友哉(1号)

観衆:9,599人、試合時間:2時間30分

初の開幕投手でエースとしての役割を果たした髙橋光成投手

2021年プロ野球がいよいよ開幕した。今季もコロナウィルスの影響が色濃く出ている中、メットライフドームでは観衆の上限を1万人に制限した上でこの日を迎えた。本来であれば開幕戦は超満員の中で行われるべきなのだが、コロナウィルスが収束するまではメットライフドームに満員御礼のご祝儀が出されることは、もうしばらくの間はないのだろう。

9,599人の観衆が見守る中、開幕投手としてマウンドに登ったのは髙橋光成投手だった。昨季中盤から着実にエースとしての階段を登り始めていた高橋投手だが、今夜の結果は7回1/3を投げて球数102球、被安打7、奪三振3、失点3という上々の内容だった。今夜のピッチングで最も評価できる点は、やはり無四球でマウンドを降りたことだろう。球数も少なく抑えることができたし、何よりも投球のリズムが良かった。

髙橋投手のポテンシャルからすれば、今夜のピッチングはまだまだ及第点程度の数字だと思う。しかし初めての開幕マウンドでチームを勝利に導いてくれたのだからそれで十分で、あとはここからまた少しずつギアを上げていってくれることに期待したい。

8回の1失点に関しては、2安打で走者を溜めてしまった後、平良海馬投手が後続をショートゴロに仕留めた際に生還した走者のため、この1失点はまったく気にする必要はないと思う。だがその前に打たれているソロホームラン2本に関しては、これを1本で抑えられていればなお良かった。

まず6回表、簡単に二死となった直後に吉田選手に打たれたボールは、初球高めに抜けてしまったカーブだった。このボールが抜けずに真ん中よりも低めに制球できていたら、ホームランにはならなかっただろう。球界を代表するスラッガーを前にかなり注意を払ったとは思うのだが、もしかしたらケアし過ぎて力んでしまい、カーブが抜けてしまったのかもしれない。

そして7回、頓宮選手に打たれたホームランもまた、簡単に二死を取ってからのものだった。同じパターンを二度続けてしまったという点では、やはり真のエースとなるためにはこのどちらかのホームランは防ぎたいところだった。この頓宮選手に打たれたのも初球だったわけだが、ほぼ真ん中の高さの外角のボールだった。もちろん甘いと言えば甘いのだが、しかし今夜に関しては、このボールをコースに逆らわずにライトスタンドへ運んで行った頓宮選手を称えるべきなのだろう。

さて、今季初勝利を挙げた髙橋投手の次の相手は宿敵ホークスだ。福岡に乗り込んでの一戦になるわけだが、今季ホークスとの戦いでイニシアティブを握っていくためにも、このカードは是が非でも勝ち越さなければならない。そのため高橋投手にとっては、次の試合も開幕戦同様に重要なマウンドとなる。だが今日のピッチングを見る限りでは、来週のPayPayドームのマウンドでもやってくれるはずだ!

ホームランアーチストの打球を魅せてくれた森友哉捕手

続いて打撃陣を振り返ってみると、今夜はまず森友哉捕手が見事な放物線を描くホームランを魅せてくれた。今季、森捕手は打球にバックスピンをかけて飛距離を伸ばしていくことに取り組んでいるわけだが、それが上手くいったスウィングを初戦から披露してくれた。

打ったボールは内角低めのカッターだったと思うのだが、非常に厳しいボールだった。決して山本投手の失投ではなく、そもそもこのコースに来たカッターをヒットにするだけでも一苦労であるはずだ。それを見事にバットに乗せて見せたのだから、これはバファローズバッテリーとしても、森捕手のバッティングを称えるより他ないだろう。

栗山・中村両ベテランコンビもまだまだ元気!

そして若い森捕手だけではなく、今夜は栗山巧選手中村剛也選手のベテランコンビも2安打ずつ放ち、元気な姿を見せてくれた。中村選手に関しては開幕戦に間に合うかどうかも危惧されていたわけだが、守備でもバッティングでも元気な姿を見せてくれて本当に良かった。あとはいつ今季1号ホームランが飛び出すかというところだろう。

栗山選手に関しては今夜の2安打で通算安打数を1,928本とし、2,000本安打まではあと72本となった。もちろんまだまだカウントダウンするには気が早い数字ではあるが、しかしこうして元気な姿を見せてくれていれば、自ずと72という数字も減っていくだろう。ただ今夜は3打席目に死球を受けているため、これが怪我に繋がっていないことを祈るばかりだ。

明日も同じくバファローズと対戦するわけだが、先発マウンドに登るのは浜屋将太投手だ。今季は飛躍が期待される若手投手のひとりであるわけだが、オープン戦のような落ち着いたマウンド捌きを見せてくれれば、明日もしっかりと試合を組み立てることができるだろう。今夜に関してはバファローズの拙守に助けられた面もあったが、しかし明日は今夜のようにはいかないはずだ。

流石に失点に繋がるような失策はもうして来ないだろうし、明日は今夜以上にタフな試合になることが予想される。バファローズからすれば開幕2連敗は是が非でも避けたいところであり、死に物狂いで白星を取りに来るはずだ。浜屋投手はその相手をしなければならないわけだが、しかし6〜7イニングスを3点以内に抑えるピッチングができれば、勝利の女神は浜屋投手に微笑んでくれるはずだ。明日も14時からナイスゲームを期待したい!



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