2021年03月16日(火) ライオンズvsカープのオープン戦ゲームレビュー

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1 2 3 4 5 6 7 8 9 R H E
広島 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 7 1
西武 0 1 0 0 0 0 0 0 × 1 8 2

【継投】
松本航〜佐野泰雄〜平良海馬〜Sギャレット

修正力の高さを見せつけた松本航投手

新生メットライフドームのこけら落としとなった広島カープとのオープン戦、先発マウンドに登ったのは松本航投手だった。結果的には6回2/3を投げて被安打4、失点0という素晴らしい内容だった。これで松本投手の裏ローテ一番手としての開幕は確定となった。オープン戦では投げるたびに前試合での課題を修正してきて、その修正力の高さを見せつけてくれた。これだけのピッチングを見せられれば、裏ローテの一番手として投げても誰も文句は言わないだろう。

だが、松本投手の仕上がり具合はまだまだ100%ではないと思う。もっと仕上がってくれば、もっと手が付けられないようなピッチングを見せてくるはずだ。今日の試合を見ていて思ったのは、やはりカウントを悪くしてからストライクを取りにいったボールが甘かったという点だ。結果的にはカープ打線が打ち損なってくれたため失点には繋がらなかったが、振れているバッターが相手だったなら、ホームランを打たれていても不思議ではなかった。

しかしそのボールの甘さ以上に感じたのが、多少甘くなってもそう簡単に打てるボールではなさそうだ、ということだ。松本投手は今季が3年目となるわけだが、過去2年のピッチングと比較をすると、今季は一段も二段もレベルを上げてきているように見える。今日のようなピッチングを見せられると、控えめに言っても今季は二桁勝利を挙げてくれるだろうと確信できる。髙橋光成投手と共に、今季はエース級の活躍を見せてくれるはずだ。

2000本安打まであと74本にまで迫っている栗山巧選手

一方打つ方では栗山巧選手が5番指名打者として開幕を迎えることが濃厚となっている。ご存知の通り、栗山選手は2000本安打まであと74本というところまで来ている。休みながらでも普通に出場し続ければ、今季中に2000本安打を達成する可能性が高い。ちなみに昨季は試合数が少ない中でも101安打を放っている。

そして今日の試合でも3回打席に立ちレフトへのヒットと、ショートへの内野安打を記録している。これでオープン戦の打率は.296となり、栗山選手に関してはもういつ開幕しても良い状態まで仕上がってきている。

5番の栗山選手がこれだけ安定したパフォーマンスを見せている状況であるため、相手バッテリーも4番山川穂高選手に対し簡単にボール球を投げられなくなるだろう。歩かせてしまえば安定したバッティングを見せている栗山選手が控えていることで、ひとつの四球が大怪我に繋がってしまう危険性を孕むからだ。

1軍に上がってきたばかりの山川選手はまだまだ本調子ではないが、栗山選手が5番として良い働きを見せてくれているうちは、山川選手もストライクゾーンで勝負してもらえる確率が高くなり、本調子まで持ってくるまでにもそう時間はかからないのではないだろうか。

昨季までは打線の爆発力で勝てる試合が多かったわけだが、今季は投手力で勝てる試合が大幅に増えてきそうだ。今日のように8安打を出しながらも1点しか取れなかった試合でも、投手陣の好投によって勝てるようになってきた。筆者は個人的には手に汗握る、2時間少々で終わる投手戦が大好きだ。確かに野球の華はホームランなのかもしれないが、0-0のまま試合が進み、8回裏に1点を取って1-0で勝つような試合が筆者の好みだ。今季はそういう試合をたくさん見させてもらえそうなので、本当に開幕が待ち遠しいと思ってしまった今日の観戦後の感想だった。

埼玉西武ライオンズ元1軍コーチ推奨!THE埼玉西武ライオンズガゼット筆者カズコーチ監修『よくわかる!投球障害予防改善法-徹底解説ビデオ』

THE埼玉西武ライオンズガゼット

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