タグ「メヒア」が付けられているもの

メヒア

ライオンズがエルネスト・メヒア選手との契約締結を正式に発表した。契約の合意自体はすでに昨年の段階で交わしていたわけだが、正式な契約に関してはコロナウィルスの影響もあり、このタイミングまで引き伸ばされてしまった。

現在のメヒア選手はアメリカ国内の自宅で自主トレをする毎日であるらしい。ライオンズでの2年目を終えたオフ、メヒア選手はその自宅にトレーニング設備を整えているため、日々実戦を想定したトレーニングを続けてくれているのだと思う。だが生きた投手が投げるボールとマシンから投じられるボールとではまったく質が異なる。シーズンでしっかりと成績を残すためにも、早くチームに合流させてあげたい。

だが現時点ではメヒア選手、スパンジェンバーグ選手、ニール投手、ダーモディ投手がアメリカで足止めを食ってしまっている。原因はもちろんコロナウィルスだ。

すでに大方の外国人選手が揃っているチームもあるため、ライオンズのこの状況は不公平感も否めないわけだが、しかしこのような時勢であるためそれについては諦めざるを得ない。今は外国人選手たちが1軍に合流できるまでの間を、和製オーダーで乗り切るよりほかない。

FA権取得目前まで来ている8年目のメヒア選手

さて、そのメヒア選手だが、恐らく今季か来季中にFA権の獲得となるのではないだろうか。近年のメヒア選手は2軍で過ごすことも多かったため、今季中に取得できるかどうかの日数は筆者は把握できていないのだが、順調にいけば今季か来季には取得できる見込みではあると思う。

FA権を取得できればメヒア選手は日本人選手扱いとなり、外国人枠に囚われない起用法が可能になる。つまり外国人選手を5人1軍に置いておけるということだ。これはチーム戦略上非常に大きなメリットとなるため、メヒア選手には是が非でもFA権を取得してもらい、生涯ライオンズでプレーし続けてもらいたい。

近年ライオンズにやってくる外国人選手は、本当に人柄の良い選手ばかりだ。一昔前のライオンズは外国人選手の補強が本当に下手くそで、ほとんど活躍できずに帰国していく選手ばかりだった。だが渡辺久信GMが編成のトップに立ってからは、外国人選手の失敗が非常に少なくなった。昨季に関しても仕事をできなかったのは怪我に泣いたノリン投手くらいだ。

日本で活躍するためには、メヒア選手やニール投手のように日本野球をリスペクトする人柄の良さが必須になってくる。バリバリのメジャーリーガーを連れてきたとして、日本野球をリスペクトしていない選手は他球団を含めて見ても、働かないまま帰国してしまう選手ばかりだ。

一方メヒア選手はFA権を取得できる手前の段階まで来ている。確かに近年は数字的には寂しいシーズンが続いているが、しかし困った時にチームを救ってくれる勝負強さは健在だ。昨季に関しても山川穂高選手が足首の怪我で登録抹消された後は、メヒア選手が4番打者としてチームを牽引した。

ファースト以外も守れれば起用法も増えるかもしれないメヒア選手

メヒア選手のネックはファーストしか守れないという点だろう。しかし現在は山川選手が正一塁手というポジションに収まっている。そのためメヒア選手は代打、DH、もしくは山川選手が怪我をした時にしかスタメンに名を連ねることができない。

大きな体を活かしてホットコーナーとも呼ばれるサードを守れるようになればチームとしては非常に大きいわけだが、しかしプロの世界36歳の手習となると厳しいのかもしれない。

いずれにしてもメヒア選手はもう立派なライオンズの一員だ。「日本で活躍したらメジャーに戻る」と考えているような外国人選手とはまったく異なる。日本野球をリスペクトし、何よりもライオンズ愛を持っている選手だ。

数年前にはライオンズ以上の金額を他球団から提示されたこともあるようだが、しかしメヒア選手は迷わずライオンズを選んだ。このようなライオンズ愛を持っている選手には、是非とも生涯ライオンズでプレーしてもらいたいというのがファンの願いだ。

そして近い将来メヒア選手には、外国人枠に囚われずにプレーできる選手になってもらいたい、というのが筆者個人の願いだ。

news20210116.jpg

西武の外国人選手の来日は2月下旬予定

今季ライオンズでプレーをする外国人選手は今のところニール投手、ギャレット投手、メヒア選手、スパンジェンバーグ選手の4人となっている。この4選手の来日が緊急事態宣言の発令により2月下旬にずれ込むことになっており、状況によっては3月になる場合もあるかもしれない。他球団の外国人選手たちの中にはすでに来日をしている選手たちもいるが、西武球団では彼らに小さな子どもがいたり、夫人が妊娠中という事情もあることから、慌てて来日させない方針を示した。

ただ、来日した時点でしっかりとプレーできるようにコンディショニングしておくこと、という点に関しては通達されているようだ。しかし4選手ともに日本でプレーをするのは2年目以上であるため、それほど心配をする必要はないだろう。

来日2年目以降であれば、日本野球のレベルがどれほど高いのかをすでに把握している。少しでも力を抜いたり、少しでもコンディショニングに失敗をすれば活躍できない、ということは重々承知のはずだ。以前コンディショニングに失敗をしたメヒア選手やニール投手などは特にそうだろう。

昨季のニール投手はエースとしての活躍が見込まれていたが、コンディショニングの失敗により、エンジンがかかって来たのは終盤戦に差し掛かってからだった。少なくともニール投手の6勝8敗という勝ち負けが逆だったら、ライオンズも昨季はもう少し違った戦い方ができていただろう。だからこそニール投手自身も、今季にかける思いは一入のはずだ。

今季もコロナウィルスにより難しくなる開幕までの調整

春季キャンプは今のところ無観客で予定通り南郷と春野で行われるようだ。だが2月1日のキャンプインに間に合わない外国人選手たちの調整は、昨年同様に難しくなるだろう。特にピッチャーの生きたボールを打って目慣らしをしていきたいメヒア選手とスパンジェンバーグ選手にとっては、3月までピッチャーのボールを打てない状況は調整を難しくすると思う。

もちろん母国で練習パートナーを相手に打ち込んでくるとは思うが、しかし紅白戦や練習試合で打席に立った時の感覚とは比較できるものではない。そのため打者陣としてはできるだけ早く来日して打ち込みたいというのが正直なところだろう。また、守備でも期待されているスパンジェンバーグ選手の場合、チームメイトとのフォーメーションにも慣れておく必要がある。

コロナウィルスによって来日が早くても2月下旬になってしまう4選手にとっては、今季も開幕までの調整は難しくなるだろうが、しかし今ファンが望むことはとにかく4人に感染せずにチームに合流してもらう、ということだ。とにかくこれに尽きると思う。

健康で無事に来日してくれれば、実績がある4選手だけにあとはプロとして何とか状況に対応していってくれるだろう。そして4選手の状況をよく知るチームメイトたちも、来日したら源田キャプテンを中心に、彼らを全力でサポートしてくれるはずだ。そのような思い遣りを持った選手が多いのが埼玉西武ライオンズであると、筆者は信じてやまない。

2020年02月13日(木) 紅白戦/南郷

  • 投稿日:
  • by
  • カテゴリ:

20200213B.jpg 2020年2月13日(木)南郷/紅白戦

1 2 3 4 5 6 7 8 R
紅組 0 0 0 0 0 0 1 0 1
白組 0 2 0 0 5 0 1 0 8

【継投】
紅組 ノリン - 平良海馬 - 小川龍也 - 平井克典 - 伊藤翔
白組 今井達也 - 本田圭佑 - 與座海人 - 齊藤大将

【本塁打】
白組 佐藤龍世(2ラン)、メヒア(2ラン)、

今日の紅白戦は本来であれば明日14日に行われる予定だった。しかし14日の南郷は雨になる可能性が高いため、急遽13日に繰り上げられた。先発マウンドに登ったのは今井達也投手とノリン投手だった。今井投手は2回無失点とまずまずの内容だったが、ノリン投手は2回2失点とほろ苦い日本初マウンドとなってしまった。

2回2失点だった期待ができそうなノリン投手

ノリン投手は確かに2回2失点という数字だけを見るとイマイチだったようにも思える。しかし画面越しに見ていても、マウンドが緩いように見えた。メットライフドームのマウンドと比較しても緩くなっているようにも見えたため、アメリカの粘土質のマウンドに慣れているノリン投手からすると、感触は砂場で投げているようなものだったのではないだろうか。アメリカのマウンドよりも土の固め方がずっと緩い日本のマウンドに慣れるにはもう少し時間がかかるかもしれない。

だがノリン投手は日本のマウンドと野球に慣れれば、ある程度の成績は残してくれるのではないだろうか。まず制球に大きく苦しむような投手には見えない。まだ不慣れな日本のマウンドでもそう見えるため、慣れてくればピッチングはもっと安定感を増していくだろう。そして何よりもカーブが素晴らしい。ノリン投手のカーブは左打者を仰け反らせ、右打者からすれば非常に遠く感じる。このカーブを使いながら右打者の内角に投げ切ることができれば、10勝前後はしてくれるように見えた。

ようやく整備されてきた先発投手陣

ライオンズは近年涌井秀章投手、岸孝之投手、菊池雄星投手、野上亮磨投手、牧田和久投手らエースや主軸級の投手を次々に失い、先発ローテーションを満足に組めないシーズンが続いていた。だが今年はニール投手を中心に今井達也投手、高橋光成投手、宮川哲投手、松坂大輔投手、松本航投手、十亀剣投手、本田圭佑投手、ノリン投手と充実してきているように見える。この中でニール投手、今井投手、高橋投手、松本投手に関しては順当にいけば普通に開幕ローテーション入りをしてくるはずだ。ここに表裏ローテそれぞれの3番手として松坂投手や十亀投手らベテラン、本田投手や宮川投手の若手、そしてノリン投手が加わってくるのだから、もう駒不足とは言えないだろう。

松坂大輔投手の肩の状態も非常に良さそうで、近年の数字を見れば大きな期待を寄せることはできないわけだが、しかしここまでの松坂投手を見ていると、10勝近くしてきそうなほど良い状態に見える。ここにさらに内海哲也投手や榎田大樹投手が加わって来れれば、今季のピッチングスタッフはかなりの充実感を見せてくるのではないだろうか。

今年は大いにやってくれそうなメヒア選手

さて、今日の紅白戦で最も筆者が注目したのはエルネスト・メヒア選手だ。2019年は推定年俸5億円の3年契約が終了し去就が注目されたメヒア選手だったが、4億円の減俸を受け入れライオンズへの残留が決まっていた。だがもしライオンズを出ていれば、他球団ならもっと高額年俸でもっと出場機会に恵まれていただろう。それでもメヒア選手はライオンズ愛を貫き残留を決めていた。

そのメヒア選手の目の色が今年は今までとは違うようにも見える。昨季は外国人バッターに関してはメヒア選手しかいなかった。しかし今季はスパンジェンバーグ選手が加入し、投手陣にはニール投手、ギャレット投手、ノリン投手がいる。外国人選手が5人いるということは、この中の1人は4つしか外国人選手枠の都合上1軍には上がれないということになる。このような状況でメヒア選手としては、さすがに新入りのスパンジェンバーグ選手には負けられないという気持ちがあるはずだ。負ければ1軍には上がれないのだからそれも当然だろう。

今季はもしかしたら栗山巧選手をDHから押し退け、メヒア選手がスタメンに名を連ねる機会も増えてくるのではないだろうか。例えば4番ファースト山川穂高選手、5番サード中村剛也選手、6番DHメヒア選手となれば、ホームランキングが3人並ぶことになる。もしくは6番レフト栗山巧選手、7番DHメヒア選手というオーダーも、3番を打つ森友哉捕手と共に程よく左打者が挟まれる形になるため、相手投手としては嫌だろう。

プロで活躍するためにはやはりチーム内のライバルが不可欠だ。昨季のメヒア選手には外国人打者のライバルがいなかった。だが今年はスパンジェンバーグ選手というライバルがいる。このライバルの存在により、メヒア選手の目が再び見開かれたように今日の試合を見ていて筆者は感じたのだった。そしてその結果が5回に飛び出した2ランホームランだったのだろう。断言しよう。今年のメヒア選手はここ数年とは一味違うはずだ。